2週連続の雨天となりましたが、天然芝は素晴らしい状態で参加者たちを出迎えてくれました。コロナ禍でスタートが遅れたことで、今回6回目で最終回です。札幌市内でも感染が拡大している中での開催でしたが、なんとか無事最終回を迎えられました。選手の皆さんには、体調管理や感染予防対策に協力してくれたこと感謝しております。
最終回は、初回から5回目までに取り組んだ成果をゲームの中で発揮するために全員が声を出して積極的にコミニケーションをとることを共通認識として思いっきり楽しむことをテーマにしました。北海道クラスの目標であった「伝わるように伝える」ことがどれだけできるか!コーチたちも楽しみです。
今日はとにかくゲームを楽しみながら練習してきたポイントを実感できるよう練習を組み立てました。「家とねずみ」ゲームで体とコミニケーションのウォーミングアップからスタート。声が出てくると動きも良くなってきました。
「パス10カウント」では、スペースへの働きかけも見違えていました。更にしっかりコーリングをして動けるようにもなってきました。濡れたボールは滑りやすくハンドリングエラーもありましたが、パスキャッチはクラス開始前に集まった人から練習するという習慣もついて毎回 たくさん練習してきた成果も見られました。これはチームに戻っても継続して取り組んでもらえたらコーチたちも嬉しいです。
次に全員で「ラストマンスタンディング」を広いスペースを使って実施。「ギャップを作らずに前に出る」選手自ら仲間に声掛けし意識して動いてくれていました。身体も熱くなってくると声も大きくなっていました。
ボールゲームは、タッチのルールを変えながら実施しました。小学生グループと中学生グループにわかれて実施。ゲームのインターバルでのチームトークでは選手たちは主体的に意見を出し合えるようになり、次への課題も明確にして取り組んでくれました。
最初のルールは「トリプルタッチでボールプレゼン」です。3回目のタッチまで前進できますが、サポートする選手も自分の位置を伝えることでパスも繋がって素晴らしいトライもたくさん生まれました。
二つ目のルールは「3フェイズタッチ」タッチ毎にDF人数が減っていく中で、スペースを見つけボールを運ぶためにここでも仲間に伝えるコミニケーションの大切さを感じてもらえたと思います。
三つ目のルールでは、タッチ5回でターンオーバーですが、キックを使っても良いという内容です。ディフェンスでは「ギャップを作らず前に出る」頭でわかっていても難しいですね。攻防ともに苦戦しながらも、積極的なコミニケーションから素晴らしいプレーも見られました。
緊急事態宣言により、開始が2週遅れたことで8回のクラスが6回に短縮となりましたが参加してくれた選手たちは、回を重ねるごとに成長したと思います。決めたルールもきちんと守ってくれましたし、全体練習前のアジリティートレーニングやパス練習もコーチが言わなくても自分たちで準備して継続して取り組んでくれました。これからもラグビーを楽しんでください。
閉会式には、北海道ラグビーフットボール協会の津軽理事長から選手たちへの励ましのご挨拶をいただき、中学生のしょうたろう君が全6回の振り返り立派な挨拶とコーチや保護者へのお礼の言葉で締めくくってくれました。打合せをしたわけでもないのにコーチたちは感動しました。ありがとう!!
練習内容
・アジリティー&パスキャッチ
・家とねずみ
・パス10カウントゲーム
・ラストマンスタンディング
・タッチ(スリータッチ)
・タッチ(3フェイズタッチ)
・タッチ(キックあり)
参加指導者
メインコーチ:長谷川竜介
アシスタント:鈴木貴博 立野弘高
助手 :山本隆広 天野幸哉 マットコッター コッター江美