2021北九州市クラス第5回(2021/11/18)

北九州地方は朝晩の寒暖差が顕著となり、秋らしい気候になってきました。今月は3週連続の開催となったこともあり、参加者の雰囲気もずいぶん明るくなってきました。ただ、多くの中学校は定期考査の期間となるため、今回は少人数での開催となりました。 今回の練習テーマは、引き続き「基本のムーブ」として、カットイン・カットアウトとサイドチェンジとしました。

 

いつものストレッチも、今日は自分のコンディションと向き合いながら行えていました。続いて、アジリティトレーニングを実施しました。今日はラダーを使ったトレーニングを行いました。参加者はリズム良く自分の脚を動かすことができており、これまでのアジリティトレーニングの成果を感じることができました。

 

次に、パス&キャッチのドリルを2:1の形式で行いました。ここでは徐々にグリッドを広げていき、パスの種類を使い分けすることと、キャッチのタイミングを調節することを練習しました。先週からコーチ陣の事前ミーティングにおいて、各ドリルのキーワードを確認し、参加者への声かけに生かしていくようにしています。ここでもサポートコーチにキーワードに基づいた適切なアドバイスをしていただき、それによって参加者もスキルアップしていきました。

 

その後、基本のムーブの練習へ移行しました。今回はカットイン・カットアウトの動きに取り組みました。2対2の状況で基本の動きを繰り返し、タイミング・スピード・パス&キャッチのポイントを練習しました。動きに慣れてきたところで次はサイドチェンジのドリルを行いました。コーチがコートの中心にSH役で位置して、さらにディフェンス役のコーチがランダムに動く中で、ディフェンスがいない方を素早く判断してアタックするサイドを決めて動く練習です。ここでは、ボールをもらう人だけに判断を委ねるのではなく、他のプレーヤーの判断や連携、オフザボールの際のサポート意識などを繰り返し練習しました。

 

最後は、2つのチームに分けて、ゲーム形式のドリルを行いました。最初のゲームでは、カットイン・カットアウトを、次のゲームではサイドチェンジの動きを使う約束練習の形式で実施しました。今までよりも人数を減らして実施したため、アタックスペースが広がったこともあり、ラインブレイクをすることがとても多く、動きもみるみるうちに良くなっていきました。2次攻撃や3次攻撃の中にも、スピードの緩急やムーブパターンも試されていて、これまでの基本のムーブの成果が見られました。参加者の成長にはいつも驚かされます。

 

まとめでは、今日の練習内容だけにとどまらず、今までの練習の成果をチャレンジできたことを評価しました。今日は声もよく出ていて、「安全に、真剣に、楽しく」が体現できた時間となりました。今回の雰囲気を次回以降も継続できるようにしていこうと思います。 

 

 



 実施内容 

・ウォームアップ(ストレッチ、アジリティトレーニング:ラダートレーニング) 

・パス&キャッチのドリル(2対1:3パターン) 

・基本のムーブ(1)(2:2でカットイン・カットアウトの練習) 

・基本のムーブ(2)(3:1でサイドチェンジの練習) 

・3タッチフット(3対2+1の攻防:基本のムーブを戦術的に取り入れる)

・クールダウン、ストレッチ 

・まとめ 

 

指導者:阿部展裕(メイン)、隈本 真(アシスタント)、北九州ラグビーフットボール協会の皆様 

場所:北九州市 八幡東体育館