徳島クラスの最終回は、すべてのプレーヤーが夢中になってラグビーを楽しむ姿がありました。グラウンドを縦横無尽に駆け回り、ボールを要求しては、前進、サポート、攻守交代を繰り返し、1つのトライが生まれれば、チーム全員が駆け寄り、歓喜の輪ができました。一人ひとりの生き生きとした表情には、みんなと一緒にプレーする喜びや自分の成長に対する満足感が表れており、ワンプレー、ワンプレーがまるで名場面のようでした。
全8回のプログラムは、毎回テーマをつなげながら、少しずつレベルアップしていくスタイルで進めていきました。そのなかでも、一貫して「楽しむ」を大きなテーマに真剣に取り組んでいきました。チーム活動ではありませんが、「ラグビーを楽しみたい、うまくなりたい」という共通の目的をもった仲間と関わり合うなかで、学校やチーム、年齢の壁を越えた「絆」ができました。回を重ねる毎に一体感が生まれ、それは、まるで1つのチームのようでした。全面的にサポートしてくれた四国大学女子ラグビー部の学生コーチの皆さんが「〇〇、ナイスプレーだったよ」「今のよかったよ」と温かく声をかけて、一緒になって楽しんだり、プレーモデルになったりしながら寄り添ってくれたおかげで、参加者も安心して学び合うことができました。
最終回のテーマは「判断とプレー」でした。アタックチョイスやディフェンスチョイスといった判断を取り入れた練習のなかで、よい判断をするために、プレーヤーは、前を見て、ボール見て、味方を見て、いち早く攻防につなげていきいました。ジャンケンの要素も取り入れることで、楽しみながら切り替えスピードも意識して高めていきました。最後のゲームでは、どのプレーヤーも積極的にボールに触れ、前進~支援を繰り返しました。何も言わなくてもパス&フォローからトライを奪うなど連動性のある攻撃が何度もあり、チームとして躍動していました。
最後は、四国大学の学生コーチにサプライズの寄せ書きメッセージを贈りました。一緒にプレーを楽しんだ仲間とのひと時を名残惜しむかのように、参加者はグラウンドでの最後の時間を過ごしていました。
参加してくれたプレーヤーの皆さんが、これからも楽しくラグビーを続けてくれることを心から願っています。
練習内容
・ボールリレー
・綱引きダッシュ
・アタックの判断とプレー
・攻守の判断とプレー
・7vs7タッチゲーム(リアクション)
メインコーチ:山中 みゆ
サポートコーチ:猪上 翔太 村岡 陽平
場所 四国大学しらさぎ球技場
天気 晴れ 気温9度