2021北九州市クラス第8回(2022/1/13)

新しい年となり、心新たにラグビーに取り組もうとする多くの中学生が本日も集合しました。寒冷前線の影響を大きく受けた北九州地方の気温は5℃を下回り、体育館内も大変厳しく冷え込みました。

 

今回の練習テーマは、「基本のコンタクト」とし、アタック時のスキルを中心に行いました。

 

軽いジョグで体を慣らした後、ストレッチを行いました。しかし冷え込みのためなかなか体が温まらない様子であったため、S&Cの前に、対面パスにリロードの動き(胸つけ・背中つけ)を取り入れて運動量を増やしました。

 

今回のS&Cは腹筋運動のアレンジです。コンタクトプレーでは体を支える体幹の強さがスキルの質につながり、さらにけがを予防するという意味でも大切になります。ウォーミングアップの段階で体幹の筋肉を刺激するため、5つのメニューを実施しました。

 

次に、パス&キャッチのドリル(対面パス)を行いました。ここではラグビーボールだけでなくメディシンボールを使いました。コンタクトの基本姿勢となる体幹を使い、体がぶれないようにすることや、下半身の使い方のポイントなどを意識づけのために繰り返し取り組みました。

 

続いて、基本のコンタクトとして、ボールキャリアのコンタクトバッグへのヒットを1対1形式で繰り返し練習しました。ここではメディシンボールを使って行ったドリルの意識をもって取り組むことができました。また、アレンジメニューとして、両手でボールを保持して、サポートの味方にオフロードパスをする練習を行いました。フロントフリップ・バックフリップを左右それぞれの手で行い、苦手を作らないように取り組みました。オフロードパスはコンタクトプレーの強みを生かすスキルとしてとても有効です。不安定なプレーとして消極的になるのではなく、確実なプレーとして積極的に活用できるよう練習してもらいたいと思います。

 

最後は、2つのチームに分けて、ゲーム形式のドリルを行いました。毎回行っている4対3での3タッチフットです。積極的なプレーやスペースを知らせるコールなどが増え、アタックでもディフェンスでも効果的な動きが見られました。これまでの一つひとつのスキルトレーニングが繋がりを見せ始めたように感じました。

 

まとめでは、今回のコンタクトスキル練習は体育館での実施であったので、繰り返し試したポイントを意識しながら、グラウンドでスパイクを履いた状態で、実際の対人スキルの中で実践してもらいたいと伝えました。参加者のそれぞれの活動の場で今回の学びの成果を伸長させていってもらいたいと思います。


実施内容

・ウォームアップ(ストレッチ、S&C:体幹・腹筋のトレーニング)

・パス&キャッチのドリル(対面パス:ラグビーボール・メディシンボール)

・基本のコンタクト(1)(1:1 ヒットの姿勢)

・基本のコンタクト(2)(1:1 オフロードパス)

・3タッチフット(4対3+1の攻防 5分×4セット)

・クールダウン、ストレッチ

・まとめ

 

指導者:阿部展裕(メイン)、隈本 真(アシスタント)、北九州ラグビーフットボール協会の皆様

場所:北九州市 八幡東体育館